5.4 Fischer投影図

5.4 Fischer投影図

立体配置の表現法 不斉炭素原子の周りのリガンドの並び方を(立体)配置(configuration)という。立体配置をわかりやすく見せるのに正四面体図、くさび画法を用いることがある。しかし最もよく用いられるのはこれらをより簡単にしたFischer投影図である。次にCXYZWの1対のエナンチオマーを種々の画法で示した。

Fischer投影図においては、中心の不斉炭素原子は紙面にあり、左右の結合は紙面から上向きに、上下の結合は紙面から下向きにのびている、と約束する。すなわち、Fischer投影図78はそれぞれくさび画法34を表わす、と約束する。


図5.6.1